若手行政官への推薦図書

http://www.jinji.go.jp/kensyusyo/2011/08/post-19.htm
こんなリストが公開されているのね。
行政官への推薦図書リスト。

人事院は、新規採用者から課長補佐級までの若手職員を対象とし、これらの職員が、自ら判断できる精神的機軸を作り、思索力や論理的思考力を涵養するなど、行政官としての素養を高めるための一助となるよう、学識経験者及び幹部行政官経験者の方々に読むことを推奨する図書の御推薦を依頼し、「若手行政官への推薦図書」のリストを作成いたしました。

古典的==普遍的なものが多い。そりゃそうだ。
うーん、持ってる/読んだことがある本が少ない。まだまだだな。読もう。
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哲学

○ 新渡戸稲造『武士道』(岩波文庫など) −> 持ってる。
○ 福澤諭吉文明論之概略』(岩波文庫など)
○ 福澤諭吉『明治十年 丁丑公論・瘠我慢の説』(講談社学術文庫など)
○ プラトン『国家』上・下(藤沢令夫訳,岩波文庫
○ John Stuart Mill,"On Liberty"(ジョン・ステュアート・ミル『自由論』岩波文庫など) −> 持ってる。
○ 吉本隆明梅原猛中沢新一鼎談『日本人は思想したか』(新潮文庫


歴史・伝記

○ 網野善彦『日本社会の歴史』上・中・下(岩波新書
○ 内村鑑三『代表的日本人』(岩波文庫など) −> 持ってる。
○ 大谷藤郎『ひかりの足跡--ハンセン病精神障害とわが師わが友』(メジカルフレンド社)
○ オルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』(ちくま学芸文庫など)
○ 北岡伸一『政党から軍部へ<日本の近代 第五巻>』(中央公論新社
○ ポール・ケネディ『大国の興亡』上・下(草思社
○ 高坂正堯『文明が衰亡するとき』(新潮選書)
○ 塩野七生ローマ人の物語』(新潮文庫
○ W.S.チャーチル第二次世界大戦』1〜4(河出文庫
○ デイヴィッド・ハルバースタムベスト・アンド・ブライテスト』(サイマル出版会など)
○ 半藤一利『昭和史(1926―1945)』『昭和史〈戦後篇〉(1945―1989)』(平凡社ライブラリー)○ ベンジャミン・フランクリン『フランクリン自伝』(松本慎一・西川正身訳,岩波文庫など)−> 持ってる。
○ 山田済斎 編『西郷南洲遺訓』(岩波文庫
○ 山本七平帝王学―「貞観政要」の読み方』(日本経済新聞社
○ 渡辺京二『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー
○ 恩田木工『日暮硯』(笠谷和比古注釈、岩波文庫


政治・行政

○ マックス・ウェーバー『官僚制』(恒星社厚生閣など)
○ マックス・ウェーバー『職業としての政治』(脇 圭平訳、岩波文庫など)
○ マックス・ウェーバー『政治論集』1・2(みすず書房
○ Karel van Wolfren,“The Enigma of Japanese Power”(Vintage Books, New York, 1990)
※ カレル・ヴァン・ウォルフレン「日本 権力構造の謎」
○ マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』(鬼澤忍訳,早川書房
○ 塩野七生マキアヴェッリ語録』(新潮文庫
○ 戸部良一ほか『失敗の本質』ダイヤモンド社(中公文庫にも収録)
○ ジョセフ・ナイ『リーダー・パワー』(日本経済新聞出版社
○ ジョージ・パッカード『ライシャワーの昭和史』(講談社
○ クリストファー・フッド『行政活動の理論』(岩波書店
○ マキアヴェッリ君主論』(岩波文庫ほか)
キケロの「義務について」も良い本である。
○ 安岡正篤『政治家と実践哲学』(福村書店など)
※ 現在、本書の新訂版として、「東洋宰相学―新訂 政治家と実践哲学」が出版されている。
○ John Rawls, “A Theory of Justice”(ジョン・ロールズ『正議論』,川本隆史・福間聡・神島裕子訳,紀伊國屋書店)


経済
○ Kenneth J. Arrow, “Social Choice and Individual Values”(ケネス・J・アロー『社会的選択と個人的評価』日本経済新聞社
○ マックス・ウェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫など)
○ ジョン・メイナード・ケインズ『平和の経済的帰結』(「ケインズ全集」第2巻,東洋経済新報社
○ ハーバート・A・サイモン『経営行動』(ダイヤモンド社
○ P・F・ドラッカーネクスト・ソサエティー歴史が見たことのない未来がはじまる』(上田惇生訳,ダイヤモンド社
○ 原丈人『21世紀の国富論』(平凡社
○ ケビン&ジャッキー・フライバーグ『破天荒!―サウスウエスト航空 驚愕の経営』(日経BP社)
○ マイケル・E・ポーター『国の競争優位』上・下(土岐坤ほか訳,ダイヤモンド社


社会・教育

○ 阿部志郎+河幹夫著『人と社会―福祉の心と哲学の丘―』(中央法規出版) 
○ 李御寧(イー・オリョン)『「縮み」志向の日本人』(学生社
○ 梅棹忠夫『情報の文明学』(中公叢書)
○ 梅田望夫、飯吉透『ウェブで学ぶ:オープンエデュケーションと知の革命』(ちくま新書
○ 大河内一男・松尾洋『日本労働組合物語』全5冊(明治、大正、昭和、戦後篇[上]、戦後篇[下])(筑摩書房
○ Gunther S. Stent, “The Coming of the Golden Age”(ステント『進歩の終焉―来るべき黄金時代』渡辺格ほか訳,みすず書房
○ 福澤諭吉学問のすすめ』(岩波文庫ほか)−> 持ってる
○ トーマス・フリードマン『フラット化する世界』上・下(伏見威蕃訳,日本経済新聞社)−> 持ってる
○ ロバート・K.マートン『社会理論と社会構造』(森東吾ほか訳,みすず書房
○ Donella H.Meadows, et al, “The Limits to Growth”(『成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』大来佐武郎監訳,ダイヤモンド社
○ 山崎正和『近代の擁護』(PHP研究所
○ 山本七平『「空気」の研究』(講談社文庫)


自然科学

○ 今西錦司『生物の世界』(講談社文庫)
○ Rachel Carson, “Silent Spring”(レイチェル・カーソン沈黙の春』青木築一訳,新潮文庫
○ チャールズ・ダーウィン種の起源』(岩波文庫光文社古典新訳文庫ほか)−> 持ってる
○ 森銑三『おらんだ正月―江戸時代の科学者達―』(冨山房百科文庫
○ 養老孟司唯脳論』(青土社ほか)


文学・言語

○ サムエル・ウルマン『青春とは、心の若さである。』(作山宗久訳,角川文庫など)
○ サン=テグジュペリ星の王子さま』(内藤濯訳,岩波少年文庫ほか)−> 持ってる
○ W・シェクスピア『ジュリアス・シーザー』(岩波文庫ほか)−> 持ってる
○ ジャン・ジオノ著『木を植えた人』(原みち子訳,こぐま社)
○ 司馬遼太郎項羽と劉邦』上・中・下(新潮文庫)−> 持ってる
○ 司馬遼太郎坂の上の雲』全8巻(文春文庫)
○ 城山三郎官僚たちの夏』(新潮文庫
○ ロジェ・マルタン・デュ・ガール『チボー家の人々』(全13巻)白水Uブックス
○ 夏目漱石漱石文明論集』(岩波文庫
○ ローバート・マクラムほか『英語物語』(岩崎春雄ほか訳,文藝春秋
○ ヴィクトール・E.フランクル『夜と霧 新版』(池田香代子みすず書房)−> 持ってる
○ ラ・ブリュイエール『カラクテール―当世風俗誌』上・中・下(関根秀雄訳,岩波文庫
○ 山本周五郎『ながい坂』上・下(新潮文庫