三谷幸喜 PARCO 『90ミニッツ』

舞台をみる。

三谷幸喜さん作・演出。
西村雅彦さんと近藤芳正さんの二人芝居。この3人の組み合わせというと、その昔「笑の大学」という舞台をみたことがあるのを思い出す。

今回の舞台の紹介でも言及されている。↑
西村さんが外科副部長、近藤さんが事故で病院に運ばれてきた子供の父親役。宗教ではないけれど、生まれ育った地域の風習?により、輸血を拒否する父親と、手術をすれば助かる、と説得する西村さん。手術すれば助かるリミットが90分。それより手術の開始が遅れると、子供は死ぬ。
三谷さんでここまでシリアスなのも珍しい、というくらいのシリアスさ。輸血についての解釈、屁理屈、のやりとりに多少笑いを誘う部分もあったが、信念(?)を貫いて、死ぬか、信念を曲げて治療を受けるか。重いテーマ。二人の訳者の真剣勝負のような舞台。緊張感ありまくり。
さて、この作品で、三谷幸喜 50周年 大感謝祭 は終わりか。

舞台:
「ろくでなし啄木」、
「国民の映画」、
「ベッジ・パードン」、
「90ミニッツ」
映画:
「ステキな金縛り」

WOWOWドラマ:
「short cut」

みれたのは、「国民の映画」、90ミニッツ、short cut。他の舞台はチケットとれず、映画は見に行く時間がなかったなぁ。もしかして、まだやってないか?
普段、筆の遅い三谷さんが、これだけこなすのは大変だったろう。お疲れ様でした。