ガラスの動物園＠コクーン

舞台をみる。
・SIS company inc. Web / produce / シス・カンパニー公演 ガラスの動物園
テネシー・ウィリアムズの有名な戯曲。

ガラスの動物園 (新潮文庫)

随分前に戯曲は読んだことあったけど、上演されるのを見たのは初かな。
以前のメモをみると、戯曲を読んだときは、
『なんか、ウディ・アレンの『漂う電球』を思い出してしまった。閉塞感のある家族が、新しい人物が入ってくることで変われるか？といったところとか。
母と息子は、まぁ、ありがち。母は昔にしがみつき、息子はおれはこんなもんじゃない、なんて思い。姉がアクセント。青年紳士の登場で、変われるか、と思いきや。。はかない、切ない現実は。』なんて思ったらしい。
舞台は両側に扉が3つずつついているだけ。3人家族の家。イスや机といったセット(?)は、黒子ならぬ全身白ずくめの人たちが幕間で移動させたりし。
ローラ役、深津絵里さん。超内気で、世間におびえるような、強気な母に逆らえない弱々しい感じを好演。ちょっとやりすぎな感じもしたけれど。深津ちゃんを生で観たのはいつ以来だろう。
瑛太、ストーリーテラーとして板の上にまず一人だけで登場。ローラの兄としての役も。瑛太を舞台で観るのは二度目だと思う。前回はこれ
・SIS company inc. Web / produce / ƒVƒXEƒJƒ“ƒpƒj[Œö‰‰@‰ö’k ‰²’O“•âÄ
以前よりも安心してみていられたのは気のせいかそうでないか。
母役、立石凉子、安定感ばっちり。子供たちを愛しつつ、でも、過去にすがり、つい苛立つ面も。演出のせいか、悲壮感はあまりなく、なんだろう、兄の友人ジムが訪ねてきた時の浮かれかたとか、演技で笑いも誘ってたぞ。
鈴木浩介さん演じるジム、後半に登場。ローラを救うかと思いきや。。
いやぁ、しっかりした舞台でした。