南部高速道路@シアタートラム

舞台をみる。
『南部高速道路』 | 世田谷パブリックシアター/シアタートラム
脚本がユニーク。
高速道路で渋滞に巻き込まれた人々。車から出て様子を見たりしているうち、周りの人達と共同体のようなものができ。渋滞が続く期間が長い。夏にはじまり季節はめぐり冬、さらに次の夏まで。こうなると高速道路上で渋滞に巻き込まれていることを忘れる。なんというかどこかで遭難してみんなで救出を待ってるような。でも、緊迫感はなく、高速道路を歩いて降りればそこに普通に暮らしている人たちはおり、食料なども手にははいり。1年続く渋滞を巻き込まれている人たちが受け入れるというか楽しむというか、ありえなさ。プチファンタジー
フリオ・コルサタル、という人の原作。観た後 思わず Amazon でぽちり。

演出 は 長塚圭史、出演は 真木よう子安藤聖江口のりこ、ほか。
最前列での観劇。
変則的な舞台構成。舞台は中方、客席は4方向から中央の舞台をみる感じ。私が観た側からは、舞台と客席は段差なく完全につながっており。役者さん達がほんの数十センチのところで演じているところをみれるなんて至福。

そういえば、シアタートラム前の「八角堂」が閉鎖されてたんだけど、いつからだ。