桜の園@PARCO劇場。
舞台をみる。
・三谷版 「 桜の園 」|PARCO劇場|パルコ劇場
三谷幸喜演出、チェーホフ桜の園@PARCO劇場。
前から3列目、という絶好の席で。
原作の戯曲を読んだのはもう5年も前で、内容はうろ覚え。この舞台で思い出す、って感じなんだが、そうそう、貴族が没落して、家が売りに出されてる、ってときなのに、なんだか切迫感がなく、ふわふわした感じだったなぁ、って、もう、浅丘ルリ子さんがまさにそんな感じのツボにはまった演技。いや、すごい。
他の登場人物たちも、浅丘さん演じる女主人よりは気にはしている様子なもののやっぱりそこまで屋敷やこれからの生活には拘っておらず。
チェーホフ自身は本作を喜劇と位置づけているようだが、なんか微妙。原作読んだときも感じたような、笑えるようで笑えない、シリアスなようでどこかこっけい、という感じをうまく演出されていたんだじゃないでしょうか。
- 作者: チェーホフ,神西清
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1967/09/01
- メディア: 文庫
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