夜更かしの女たち@本多劇場

12/14、舞台をみる。
直人と倉持の会Vol.1 夜更かしの女たち
http://www.naoto-kuramochi.com/
お話。

山間を走る単線の終着駅。トワコ(中越典子)は15年ぶりに故郷に帰ってくる。
当時高校生だった彼女は、
同級生だったイヌカイという男子生徒の自殺をきっかけにこの土地を離れていた。

駅前にあるレストランでは、
トワコの高校時代の恩師であるハザマ(竹中直人)の送別会が行われている。
ハザマはさほど人気のある教師ではなかったが、かなりの人数が集まっていた。

送別会には、トワコの同級生のカサネ(馬渕英俚可)とモトコ(篠原ともえ)、
そして妹のマヒロ(マイコ)も出席していた。
トワコの突然の帰郷に驚く一同。
イヌカイの死には彼女たちも関わっている。

レストランから聞こえてくる音楽や笑い声の馬鹿騒ぎと対照的な、
待合室の気まずい空気。
それとは全く無関係に存在する車掌のクリサキイタル(浜野謙太)と、
彼の職場に入り浸ってまで彼の世話を焼く、子離れできない母親・スミ(安藤玉恵)。
スミもまたトワコたちとは同級生だが“わけあり”で少々年上。
道理で息子はやけに年齢が上に見える。若くして子供を産んだのだろう。

しばらくして、停車していた車両のシートで一人の女がむくりと起き上がる。
一つ前の駅で降りるはずが寝過ごしてしまった女は
夜更かしの女たち・お話2実は人気作家の宮浦アヤコ(風吹ジュン)だった。

レストランの喧噪と待合室の静寂を挟んで、
15年前、トワコがこの土地を去ることになった事件と
裏に隠れていた真相が徐々に明らかになっていく……。

中越さんみたさ。きれいね。
竹中直人、舞台では初見。テレビドラマでは怪演といった感じの印象なんだけど、舞台では随分ふつう。。。
篠原ともえ、随分落ち着いた感じになったね。シノラーの頃がうそみたい。
これで、今年は舞台見納め。十数本と少ないけど、今年の一番は『趣味の部屋』で。『趣味の部屋』@PARCO劇場 - けんしんの日記