葛河思潮社『浮標(ブイ)』@世田谷パブリックシアター

舞台をみる。

葛河思潮社としては2回目の公演なのに1回目の演目の再演、、、というのは珍しい。ネタないのかよ、と言いたくなるが、内容はすばらしい。途中2回の休憩をはさんでの4時間ちょっとの長丁場。
初演、再演ともに主役の田中哲司がもう見事すぎる。死を目前にした妻、生への執着、感情がほとばしる。
思い返すと、BGMや効果音といったものがほとんど(一切?)ないのね。微かになにかバックに曲が流れてたり、なにかしらの"きっかけ"で音をだしたりすることがほとんどなのに、それが一切ない。ぴーん、と張り詰めた感じがするのはそのせいか。
上記、葛河思潮社のサイトには戯曲全文も掲載されている(青空文庫より)。
Corich 高野さんのメモはこちら
しのぶの演劇レビュー: メルマガ号外 葛河思潮社『浮標(ぶい)』再演
初演はテレビでやってたのをみた。

今回もセットは同じ。ただ砂場が広がり。
このテレビ放送では、いくつか場面がカットされていたことが今回わかったよ。テレビ放送は長塚のインタビューつきで3時間だったから、1時間分くらいカットされてるのね。
帰り、台風で便数を減らして電車運転され。でも、まぁ、無事家にたどり着きました。