春琴@パブリックシアター

メモし忘れ。
8/3 舞台をみる。
世田谷パブリックシアター+コンプリシテ共同制作 『春琴 Shun-kin』 | 世田谷パブリックシアター/シアタートラム
http://setagaya-pt.jp/theater_info/upload/img/fly_p_130801_shunkin_m_pm_img_2.jpg

演目自体は何度目かの再演だけど、観るのははじめて。
これはすごい。

谷崎潤一郎の小説「春琴抄」と随筆「陰翳礼讃」をモチーフにした『春琴』。
幼いころに失明しながらも、三味線の指導者となる春琴と、彼女の衣食住すべてを献身的に世話する奉公人・佐助との究極の愛を描いた物語に、「陰翳礼讃」で谷崎が描いた“陰翳のあやに存在する日本の美学”が織り込まれています。

シンプルな美術で、濃密な空間演出。光・照明の使い方も印象的。海外の演出家が描く、日本的なもの。プロットは、ほぼ忠実に谷崎の『春琴抄』をなぞり。
目の見えない春琴とでっち佐助の小さい頃からの関係を描き。幼いころは人形使う、といった演出も。

[演出] サイモン・マクバーニー
[出演] 深津絵里ほか。
カーテンコール4,5回はあったんじゃないかな。鳴り止まない拍手。
深津ちゃん、長く舞台を続けるなら、代表作としてまたやってほしい演目だ。